「Wi-Fi」で検索したあなたは、もしかして…
- Wi-Fiの速度が遅くてイライラする…
- セキュリティ対策って何をすればいいか分からない…
- Wi-Fi 6?Wi-Fi 6E? よくわからない用語ばかりで困る…
そんな悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、 自宅Wi-Fiのセキュリティ対策 に焦点を当て、図解を交えながら誰でも理解しやすいように解説していきます!
専門用語もわかりやすく説明するのでご安心ください。
【図解でわかる】自宅Wi-Fiをもっと安全に!知っておきたいセキュリティ対策
スマホやパソコン、ゲーム機など、様々なデバイスがインターネットに繋がる時代。自宅のWi-Fi環境はもはや生活必需品と言えるでしょう。
しかし「Wi-Fi」で検索したあなたは、もしかして速度が遅くて困っていたり、セキュリティ対策について不安を感じていませんか?
この記事では、 自宅Wi-Fiのセキュリティ対策 に焦点を当て、図解を交えながら誰でも理解しやすいように解説していきます!
専門用語もわかりやすく説明するのでご安心ください。
自宅Wi-Fiってそもそも何?
インターネットに無線で繋がる便利な技術
Wi-Fiとは、 “Wireless Fidelity” (無線通信) の略称で、 ケーブルを使わずに無線でインターネットに接続するための技術 です。自宅やオフィス、カフェなど、Wi-Fiアクセスポイントがある場所であれば、スマートフォン、パソコン、タブレットなどの対応機器を簡単にインターネットに接続できます。
自宅Wi-Fiのメリット
自宅Wi-Fiには、以下のようなメリットがあります。
- ケーブル不要の自由な接続: LANケーブルなどの物理的な接続が不要なため、機器の設置場所を自由に選べ、移動しながらの使用も可能です。
- 複数の機器を同時接続: 複数の機器を同時にインターネットに接続できるため、家族や友人と共有したり、複数のデバイスを同時に使用したりできます。
- 高速な通信速度: 近年のWi-Fi規格では、高速なデータ通信が可能になり、動画ストリーミングやオンラインゲームなども快適に楽しめます。
- Wi-Fiは、現代のデジタルライフにおいて欠かせない技術となり、私たちの生活をより便利で快適なものにしています。
知らずに危険な目に!?自宅Wi-Fiに潜む脅威とリスク
便利なWi-Fiですが、セキュリティ対策を怠ると様々な危険にさらされる可能性があります。
盗聴・不正アクセス・乗っ取りのリスク
セキュリティ対策が不十分なWi-Fiは、以下の様な危険があります。
- 盗聴: 悪意のある第三者に通信内容を盗み見られる
- 不正アクセス: Wi-Fiルーターに不正に侵入され、個人情報などを盗まれる
- 乗っ取り: Wi-Fiルーターを乗っ取られ、サイバー攻撃などに悪用される
SSIDから個人情報がバレることも!
Wi-Fiに接続する際に表示されるアクセスポイント名 (SSID) 。初期設定では、マンション名や部屋番号など、個人情報につながる名前になっている場合があります。
SSIDを変更する際は、個人を特定できるような情報を含めないように注意しましょう。
今すぐできる!自宅Wi-Fiを守るためのセキュリティ対策7選
自宅Wi-Fiを安全に利用するために、以下の7つのセキュリティ対策をしっかり行いましょう。
セキュリティ方式は「WPA2またはWPA3」を選ぼう!
Wi-Fiルーターには、通信を暗号化するセキュリティ方式がいくつかあります。 現在推奨されているのは「WPA2」または「WPA3」 です。
古い方式「WEP」は安全性が低いため、使用しないようにしましょう。
パスワードは複雑なものに変更!
Wi-Fiルーターのパスワードは、第三者に推測されにくい、複雑なものに設定しましょう。
英数字と記号を組み合わせた、12文字以上のパスワード がおすすめです。
パスワードのセキュリティが高いかどうかを調べるためのWebアプリがあります。
Kasperskyと呼ばれるWebアプリですが、このアプリでパスワードが解読されるためにどれくらいかかるのか、時間を算出してくれます。
たとえば、12文字以内の英数字記号でパスワードを作成すると
となってしまいます。
この場合はすぐにパスワードを変更したほうがよさそうですね。
次に、12文字以上の英数字記号のパスワードにすると
と解読までに4年かかります。先ほどよりも強固になりましたね。
しかし、パスワードは人が死ぬまでには解読されないだろうという仮定で作られているのでもし量子コンピュータなどが開発されると一瞬でパスワードを破られる可能性もあります。逆に言えばその時までは安心です。
ファームウェアは最新の状態に!
ファームウェアとは、Wi-Fiルーターの動作を制御するソフトウェアのことです。メーカーは、セキュリティの脆弱性が見つかった際に、ファームウェアのアップデートを提供しています。
常に最新の状態に保つ ようにしましょう。
使っていない機能は無効化!
Wi-Fiルーターには、様々な機能が搭載されていますが、使用しない機能はオフにしましょう。 必要な機能だけを有効にする ことで、セキュリティリスクを減らすことができます。
HTTPSで通信を暗号化!
Webサイトを閲覧する際に「HTTPS」で始まるURLに接続すると、通信が暗号化され、第三者に内容を盗み見られるリスクを減らせます。
ただし、 HTTPSは利用者の機器からWebサーバまでの通信を保護する技術 であり、 Wi-Fi利用区間 (機器からアクセスポイントまで) は保護されません 。Wi-Fiのセキュリティ対策も忘れずに行いましょう。
電波の届く範囲を調整!
アクセスポイントが発する電波の出力を上げると、遠くまで電波が届きますが、自宅の外にも電波が漏れてしまう可能性があります。
自宅内にのみ電波が届くように出力調整 するなどの工夫をしましょう。自動調整機能付きのアクセスポイントもあります。
青少年有害情報フィルタリングを活用!
家族や子供がWi-Fiを利用する場合、有害情報の閲覧を制限するフィルタリング機能を活用しましょう。
青少年が有害情報にアクセスする機会を減らすことができます。
Wi-Fi 6Eって?Wi-Fiの規格と選び方
Wi-Fiの規格と速度の違い
Wi-Fiには、 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) や IEEE 802.11ac (Wi-Fi 5) といった規格があり、それぞれ通信速度や安定性が異なります。
新しい規格ほど高速で安定した通信が可能 ですが、利用するにはWi-Fiルーターと接続するデバイスの両方が対応している必要があります。
自分に合ったWi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
- 対応規格: 利用するデバイスに対応した規格を選ぶ
- 通信速度: インターネット回線の速度に合った速度を選ぶ
- セキュリティ機能: WPA2/WPA3に対応しているか
- その他機能: メッシュ機能、VPN機能など
【参考】利用者アンケートに見るWi-Fiセキュリティの現状
総務省の調査によると、自宅でWi-Fiを利用している人のうち、 約4割が情報漏洩・情報窃盗や外部からの不正侵入の不安を感じていることが分かりました。不安がないという方も約3割ほどいますが、セキュリティの重要性は変わりません。
無線LANの暗号化をしている利用者は約5割となっていますが、問題は分からないと回答した利用者です。無線LANの暗号化を推奨していくためにこれから暗号化について啓蒙していく必要があります。
また、 約7割が自宅Wi-Fiの暗号化を行っている 一方で、 管理用パスワードを変更している人は約4割 にとどまっています。管理用パスワードも暗号化パスワードも購入時から新しく設定している利用者は半数ほどおり、今後購入時に設定していくように促す必要があります。
以上の結果から、自宅Wi-Fiのセキュリティ対策が十分とは言えない現状が分かります。
Wi-Fiのセキュリティを厳重に!!
今回は、Wi-Fiのセキュリティについて解説しました。総務省かさ出版されている「自宅Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル(令和6年3月版)」を元にこの記事を作成しました。
詳しく知りたい方は、下記のURLから簡易マニュアルをダウンロードしてください。普段から使っているWi-Fiの方を見てパスワードの暗号や買い替えなどを検討してください。
またこのようにWi-Fiに関する記事を作成していきます。よろしくお願いいたします!
参考文献
無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について(2024年9月6日最終閲覧)